「最近の若者は~」
私がその言葉通り若者だった時からある言い方ですが、これを口に出した瞬間自分はそちら側でなくなるんですよね。いつまでも若者側でいたいということではないのですが、これを使いたがる人はやっぱり若者ではないと思うんです。
私はこの言い方は好きではないです。あとに続くのは若者たちに対する愚痴であることが多い。最近の若者は素晴らしいね~、という言い方をしている人はほとんど見ません。
最近の若者は仕事ができない。自分が若い頃はできたのでしょうか。
最近の若者は受け身である。自分たちは?
ほとんどの場合あなたが若い頃はどうだったのよ、と思うんです。自分の胸に手を当ててみたらどうですか?と言いたくなることも。自分より若い人たちを見て愚痴を漏らしている行為にみっともなさを感じます。
若者という漠然とした単語を使って主語を大きくしているのも嫌ですね。若かろうが歳よりだろうがいろんな人間がいるんです。ひとくくりに語れるわけがないんです。傾向と言えばそうなのかもしれませんが、これだって明確な統計結果があるわけではないはずです。
私はこの言葉を、今度どれだけ歳をとっても使いたくないと思っています。
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