「悩むだけ時間の無駄」
そう聞いたことがあります。ですが本当にそうなのでしょうか。
私は日々悩んでばかりです。若い頃も若いならではの悩みがたくさんあった気がしますが、今の方がはるかに色々悩んでいると思います。小さいことから大きいことまで多種多様な悩みと共に生きてきた今、悩むなと言われても無理なんだからどうしようもない、という諦めの気持ちが強いです。
おそらくこれは性格の問題だと思います。なんでもクヨクヨ悩みがちな人がいれば、寝たら悩みを忘れる人もいるだろうし、そもそも悩み？何それ？みたいな人もいるはず。これは性格や育ってきた環境によるものなので今から考え方を変えるのは至難の業だと思います。
だったらもう変えようとする努力が無駄な気がしてきたので、そのままでいいか、と思い始めました。
人の悩みに同じものはなく、その人にしかわからないことがほとんど。自分が悩んでいることに対して他人にわかったような口をきかれるとイラっとすることもあります。
冒頭の「悩む時間は無駄」という話ですが、そんなこともないんじゃないかなーと私は思います。悩んだ末に何か気付くというパターンもあるでしょうし、何も得られなかったとしても「無駄」はさすがに言い過ぎかなぁと。
時間を有効に使うことだけが人生じゃないです、多分。有意義な時間と一言で言っても、これだって人によって違うわけです。他人がどうこう言えることではないと思います。
周りの人たちを見ると、みんなスピード感があるなぁと感じます。せかせか生きているというか…。それがその人に合うスピードであれば良いのですが、私のような何をやるのも遅い人間にはとても早く感じます。
今からその人たちと同じスピード感で生きるのはきっと無理なので、私は最後尾からノロノロと悩みながら進んでいこうと思います。
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