人は人、自分は自分

色々なことが上手くいかない30代女の自分語りです

誰でも鬱になる

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「○○な性格の人が鬱になりやすい」「こういう人はメンタルやられがち」

たまにこのような言い回しを見ることがありますが、これ、言い切れるものではないと常々思っています。

例えば真面目な人がなりやすいとか我慢しすぎる人がなりやすいとか、確かにそういう傾向はあるのかもしれませんが、あまりこれを信じすぎるといざ自分がこれらに当てはまらなかった時に病みます…。「私は不真面目なのに鬱になった…どうして…」みたいな。

真面目だろうが不真面目だろうがメンタルが駄目になる時はなると思うんです。ここでは例として真面目という性格を挙げてみましたが、他にも色々あると思います。

昔働いていた職場にすこぶる明るくてムードメーカーのような若い男性社員がいました。チャラチャラしたキャラクターで宴会の出し物など率先してやるような人でした。その人がある日突然出社しなくなり、メンタル疾患(うつ病)が原因だということを後から知って驚いたということがありました。今思えばあの明るいキャラは作られたものだったのかもしれません。人の内面はわかりません、どんな性格で何を考えているかも。

メンタルの話だけでなく他の話も、なんでもそうなのかもしれません。「○○な人は××!」こういう書き方をよく見ます。ネット記事のタイトルとか本のタイトルとか、人目につきやすくしなければならない場所には多いですよね。あれらはあえて断定的な言い方をして人目を引きつけているのだと思うので刺激が強いですね…そんなに人は単純ではないと思います。

性格のこと以外でも、あの人は鬱になるのわかるわ…と言えるくらいの激務だったとか、ひどいハラスメントを受けていたとか、そういう過酷な状況でメンタルがやられる人がたくさんいます。

しかし、そこまで過酷ではないような、一般的に言うホワイト企業の中でもメンタルやられる人はやられます。私がそうでした。残業もそれほど多くない、職場でいじめられているわけでもない、なのに駄目になった。

恵まれた環境なのに駄目になった自分はなんて弱いんだろう…と当時は落ち込み、もっと大変な思いをしている人が大勢いるのに…と自分を責めていました。でも、そこはきっと関係ないんだろうなと今は思います。

私が弱いのはおそらく事実ですが、他人の強さ弱さと比べてもどうしようもありません。自分は駄目だった、その事実だけが本物なのだと思います。

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