HSPとは、ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person)の頭文字をとった言葉です。
周囲の変化に敏感で疲れやすい、あらゆる刺激等に過剰に反応、他人の気持ちに共感しやすい、等の性質を持った人のことを言います。病名ではなくその人の「性質」を表すものです。
HSPの解説がしたいわけではないので詳しくは省きますが、私はおそらくHSPだろうと思っています。HSPの人はこういう特性を持つと紹介されているサイト等を見てもほとんどの項目に当てはまるからです。
それはいいとして、私はHSPの人のことを「繊細さん」と呼称するのがどうにもむず痒くて苦手なんです。
最近のことなのかはわかりませんが、急にこの言葉が出てきたような気がします。本屋にもそれ関連の本が平積みされているのを見ることがあるので、きっとなんらかの売れている本の中でそう呼ばれているのでしょう。
とにかく苦手です。他人が他人のことをそう呼ぶならまだしも、自分で自分のことを繊細さんと呼ぶのはちょっと…と思ってしまう私がいます。
構ってちゃん(この言葉は古いかもしれません)のような、なんとも言えない痛々しさを感じてしまって…。私繊細さんなんです~みたいな。自分でHSPだということをアピールしたいのかな?と。
バカにしたいわけではないのですが、HSPと呼べば良いのでは?といつも思います。変に子供っぽい呼称を使って語ってもあまり良いことはないと思います。HSPがわかりにくいなら繊細な人では駄目なんですかね。
人の気質を表すほかの言葉ではこんな風にさん付けなんてほとんどしていないですよね。例えば真面目さんとか神経質さんとか穏やかさんとか。さん付けするような単語でもない。
繊細であることは悪いことではないです多分。でも自分から主張して回るようなことでもないと思います。私はHSPですが仲間が欲しいとは思いません。同じタイプの人の話を聞いたり読んだりして、あ~わかる~となることもありますがその人と私は別の人間です。
これはHSPという言葉も同じですが、なんらかの言葉を使って同じような人同士で集まって群れるような人付き合いが私は苦手なんです。繊細さんという言葉には、こうした群れたがる人々の願望が込められているような気もします。
ここで書いていることも私という個人のただの考えなので、そういう風に考えるHSPもいるんだなぁくらいに思っていただければ幸いです。
☆~☆~☆~☆~☆~☆~
ランキングに参加してみました。クリックしてもらえると私が喜びます。