未来は未定です。未来がわかる人間はいません。それでも人間は未来について考えます。
目標をたてると良い、とよく聞きます。勉強でも仕事でも、これまでの人生の中で一度はそう言われたことが誰しもあるのではないでしょうか。
理屈はわかる気がします。進むべき道が明確になっていると頑張ることができる、すごくわかります。目標があればなんのために頑張っているのかわからなくなるという状況は訪れないはずです。
以前、転職関連だったかメンタルヘルス関連だったか忘れましたが、何かのサイトを見ていて「5年後に自分がどうなっていたいか」考えてみると良い、と書かれていたことがありました。
そんなの知らないよ。
と思いました。考えても思い浮かばないし、なんならちょっと苦しくなってきました。プラスの考えができませんでした。
これは自分のメンタルが落ちている時だからそうなるのか、元気な時だったら具体的な何かが出てくるのか、わかりませんがその時の私は駄目でした。5年後に自分が生きているかどうかもわかんないのに…と思いました。
未来のことを考えるという行為自体、元気だからできることなのかもしれません。
そういえば新卒就活をしていた時もこのタイプの質問があったような気がしてきました。将来自分はこの会社で何をしたいですか？というような。
そんなの知らないよ。
ですよね。でもこれじゃ駄目なんですよね、知ってます。こんな回答をする就活生を企業は求めていません。
御社に入社したあかつきには〇〇をやりたいです！と、そんな風に思える企業を見つけられたら、もうこの時点ですごいと思います。よほど魅力のあるキラキラした企業なのでしょう。私は全く見つけられませんでした。
未来のことを考えると悪いことばかり頭に浮かんでくるという時はきっと考えない方が良い時です。考えないようにするというのが難しいわけですが、そこはなんとか頭を空にして過ごしたいですね。将来のことを考えなくてもまあ、多分生きてはいけると思います。
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